
泣きたくなったあなたへ
松浦 弥太郎
PHP研究所 / 2017-04-18
この本について
最近、身近な人との関係でつまずいたり、何かと言葉にできない苛立ちを飲み込んだまま日が過ぎていくこと、ありませんか。許したほうがいいと分かっているのに、どうしても心のどこかが硬いまま。あるいは、怒らないほうが自分らしい気がするのに、それでいいのか迷ってしまう。僕も同じ場所をぐるぐるしていました。 松浦弥太郎さんの『泣きたくなったあなたへ』は、その渦の中にいるときにそっと手元に置ける一冊です。大げさな答えを示すわけではなく、「自分も一因を持っている」「修復は逃げずに向き合う行為」といった、ごく静かだけど現実的な視点をくれます。怒りを飲み込むという姿勢も、ただ我慢するというより、自分の弱さや孤独の感覚と向き合うための選択として描かれていて、不思議と肩の力が抜けました。また、旅や一人の時間を重ねながら、自分をどう扱えばいいのかをそっと教えてくれるところも、この本が読まれている理由かもしれません。 関係に疲れたときや、自分の感情の扱いに迷ったとき、「すべての源は自分」というシンプルな軸に戻らせてくれる本です。誰かに強く左右されやすい時期にある人ほど、静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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