
脚本を書くための101の習慣
カール・イグレシアス and 島内哲朗
フィルムアート社 / 20120723
この本について
「書きたい気持ちはあるのに、いざ机に向かうと“自分なんて”で止まってしまう」「思いつきだけで書いてしまって、どこか既視感が出てしまう」。書くことに関わっていると、こういうモヤモヤってずっとついてきますよね。僕も何度も同じところでつまずいてきました。 この本が面白いのは、“才能”ではなく“習慣”として脚本を書く目線をくれるところです。たとえば、有名な「20本ノック」。最初のひらめきをそのまま採用しないで、無理やり20通り捻り出す。実際にやるとわかりますが、10個目くらいから急に景色が変わる瞬間があるんです。「最初の案が一番マシなんじゃ…」という不安ごと突破できる。これは脚本だけじゃなく、企画や仕事の発想にもそのまま効きます。 もう一つ刺さるのは、観察や読書の“地味だけど外せない”積み上げについての話。書けない時って「アイデアが枯れた」と思いがちなんですが、本では「そもそも入れていないと出てこない」と淡々と言われます。だからこそ、日常で人の会話や癖に耳を澄ます、寝る前に数ページだけでも読む、そういう小さな行動が後から効いてくるんだと腑に落ちました。 書くことを仕事にしたいわけじゃなくても、「自分の表現をちゃんと育てたい人」にはかなり刺さる本だと思います。迷いながらでも、とにかく手を動かしたい時の伴走役になってくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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