
ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
小山田育 and 渡邊デルーカ瞳
この本について
ブランドを整えたいのに、何から手をつけていいのか分からないまま時間だけ過ぎていくことがよくあります。商品やサービスには自信があるのに、なぜか「伝わらない」。自分でも薄々、戦略とアウトプットがつながっていない気がしつつ、どこを直せばいいのか手探りのまま進んでしまう。僕もずっとこのモヤモヤを抱えていました。 この本がいいのは、「ブランディング=デザインの話」でも「言語の話」でもなく、“戦略と表現が同じ線でつながっている状態”をどう作るかを、具体的に見せてくれるところです。たとえば、日本ではよく置き去りになる「オーディエンスを本当に理解する」という当たり前の基準を、ニューヨークの現場感を交えながら徹底して見直させてくれます。また、企業や商品の“らしさ”をどう見極めて可視化していくのか、バーバルと言語、色やトーンを含むビジュアルの整え方まで一続きで語られるので、部分最適で迷子にならなくなる感覚があります。さらに、最終的なゴールを「売る」ことではなく「ファンになってもらうこと」と置き直す視点が、長期的なブランドづくりの判断軸として効いてきます。 商品力には自信があるのに、世界観や伝え方に課題を感じている人にはかなり刺さると思います。ブランディングを“雰囲気づくり”ではなく“経営の言語”として扱いたいとき、現実的にどこから改善できるのかが見えてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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