
ブランディングの誤解 P&Gでの失敗でたどり着いた本質
西口 一希
日経BP / 2024-12-14
この本について
「ブランディングって言われると、結局“見た目を整える話”に聞こえてしまう」。そんなモヤモヤを抱えたまま仕事をしている人、多いと思います。自分も長くその沼にいました。デザインや世界観を頑張っても、肝心の「なぜ買われるのか」が曖昧なままだと手応えが出ないんですよね。 この本が効くのは、まさにその部分です。著者は、ブランディングの目的を「売ること」ではなく「記憶と識別」に戻します。そこが一度腹落ちすると、装飾的な打ち手ではなく、顧客が感じる便益や独自性の“核”を見直す方向に自然と意識が切り替わります。さらに、差別化のつもりで「より◯◯」と比較級を積み上げても、人は選べないという指摘は、実務にそのまま刺さります。結局、思い出される理由がある商品だけが残るんですよね。 読んでいて一番救われたのは、派手な世界観よりも、顧客が生活の中で自然に選び続ける状態こそが「究極のブランディング」という視点でした。ロゴや広告の正しさを整える前に、本当に伝えるべき便益を見つけること。その当たり前を徹底するだけで、打ち手の迷いがかなり減ります。 自分と同じように「ブランディングの議論がいつも空中戦になる」と感じている人には、かなり刺さるはずです。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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