
気鋭のビジネスリーダーたちはわが子をどう育てているのか 子育て経営学
宮本恵理子
日経BP / 2018-08-09
この本について
子育てって、正解がないうえに毎日続くから、どこまで頑張ればいいのか分からなくなる瞬間がありますよね。自分の価値観を押し付けていないか、逆に放任しすぎていないか。働き方だって同じで、親としての姿と仕事人としての姿がごちゃつくこともある。僕もずっとその間で揺れていました。 この本が面白いのは、「ビジネスリーダーだから特別」という話ではなく、彼らが子どもの興味関心にどう向き合い、どう環境を整えているかが、とても生活感のある言葉で語られているところです。たとえば、自分で選ぶための選択肢をどれだけ用意できるかとか、親が無理をしすぎずに笑顔でいるために何を省くのかとか。どれも豪華な教育ではなく、小さな行動の積み重ねとして描かれています。また、「親の言うことを聞く子に育てたいわけではない」という考えには、働く大人としての価値観とつながる部分が多くて、読んでいてハッとしました。 読み終えて思うのは、子育ては“正しく導く”よりも“その子のペースで歩ける環境をつくること”のほうがずっと大事なんだということ。その視点が一度手に入るだけで、親としてのプレッシャーが少し軽くなります。 「仕事と子育てのバランスにずっとモヤモヤしている人」には特に刺さる1冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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