
一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる
ムーギー・キム and ミセス・パンプキン
この本について
子どもの将来のことを考えると、つい「正解」を示したくなる一方で、自分の価値観を押しつけていないか不安になることがありませんか。主体性を育てたいのに、口を出しすぎている気もするし、逆に放っておきすぎている気もする。僕自身、このあたりのバランスでずっと揺れています。 この本が面白いのは、「こう育てれば失敗しない」と語るのではなく、子どもが自分の内側にある“好き”や“やりたい”を見つけるために、親がどう関わるといいのかを丁寧に描いているところです。例えば、年齢に関係なく大きな話をしていいという話は、子どもは理解していないようで、意外と輪郭だけは残るという視点が示されます。また、「迷惑をかけないように」ばかりを教えると主体性を削いでしまうという指摘は、親の側の癖にそっと気づかせてくれます。さらに、親が自分で学ぶ姿を見せることが、結局は一番の学習習慣づくりになるというのも、身に覚えがある人は多いはずです。 読んでいて思ったのは、子どもを操作するための方法論ではなく、「どう関わればその子のペースで伸びていくのか」を親側が学ぶための本なんだということ。完璧さを求めず、失敗しても立ち上がれる環境をどう整えるかが軸になっています。 子どもの選択を応援したいけれど、どこまで任せていいのか迷う人には、静かに刺さるはずです。
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