
いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55―――IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法
トレーシー・カチロー and 鹿田 昌美
ダイヤモンド社 / 2016-11-17
この本について
子どもの行動に口を出しすぎている気がするのに、放っておくと不安になる。食事や宿題の場面でつい怒ってしまい、あとから自己嫌悪になる。僕もずっとこの揺れの中にいて、「どう関わればいいんだろう…」という答えの出ない日が続いていました。 この本が助かったのは、親の努力や根性ではなく、子ども側の「できるようになる仕組み」を静かに示してくれたところです。たとえば、食べる量を親が決めないことで、子どもが自分の空腹のサインに気づけるようになる話。叱るよりも、望ましい行動の“練習”を積ませるほうが長い目で効いていくという視点。命令ではなく言い換えや丁寧な依頼を使うことで、子どもの自制心が育ちやすくなるアプローチ。どれも劇的な裏技ではないのに、日常の行き詰まりが少しずつほどけていく感覚がありました。 全体を通して、「親が完璧に動く必要はない」というメッセージがにじんでいるのも個人的には救いでした。失敗してもやり直せるし、ルールづくりも穏やかなタイミングで話せばいい。親子で一緒に考えるほうがうまく回る、という視点も肩の力を抜いてくれます。 子どもの“自分で考えられる力”をどう育てたらいいのか、答えが見えずにモヤモヤしている人には特に刺さると思います。僕自身、日々の小さな関わりの質が変わった一冊でした。
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