
落合博満 バッティングの理屈
落合 博満
ダイヤモンド社 / 2015-07-03
この本について
バッティングを続けていると、「一応は振れているけど、伸びていく感じがしない」「フォームの悪いところはなんとなく分かるけど、直し方がつかめない」みたいな停滞感にぶつかることがあります。練習量だけでは突破できないところで、結局どこを見直せばいいのか分からなくなるんですよね。 この本が効くのは、まさにその“どこを見て直すか”を整理してくれるところでした。たとえば、コンパクトの本質が「小さく振ること」ではなく「無駄を削ること」だと分かると、フォームの見方そのものが変わります。さらに、トップの位置や腕のたたみ方のように、動きの分解が具体的で、実際の練習に落とし込みやすい。ただ技を教えるだけでなく、スランプ時にまず食事と睡眠を整えるという“生活の基本”まで戻る視点があるのも、意外と大事な部分でした。技術と土台のバランスに気づくと、焦ってフォームばかりいじる悪循環から抜け出しやすくなります。 そしてもうひとつ大きいのが、「良いものを見るだけが正解じゃない」という考え方。上手い選手だけを見るのではなく、悪い動きからも学べるという話は、練習で人を見る目がガラッと変わります。変に根性論に寄らず、でも実践に直結する視点が多いので、日々試行錯誤している選手ほど読みやすいはずです。 “そこそこ振れるけれど、本質的な技術の深さに踏み込めていない気がする人”には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの68%が集中しています。
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