
なぜヒトは学ぶのか 教育を生物学的に考える (講談社現代新書)
安藤寿康
講談社 / 2018-09-19
この本について
学ぶことについて考えるとき、「そもそもなんで自分はこんなに必死で覚えたり、教えたりしているんだろう?」という素朴なモヤモヤが出てきませんか。努力すれば何でも伸びると言われる一方で、どうしてもうまく扱えない分野もある。子どもと接するときも、教えるってなんだろうと立ち止まってしまう。僕自身、その行き場のない感覚を長く抱えてきました。 『なぜヒトは学ぶのか』は、そのモヤモヤに対して「人間という種の仕組みとして教育を捉え直す」という視点をくれます。例えば、ヒトが9か月頃から他者とモノを同時に見るようになる現象が、教育の前提となる「共同注意」だという話。これを知ると、学びは高度な意識の産物ではなく、もっと根っこのレベルにある営みなんだと腑に落ちます。また、努力ではどうしようもない部分が確かに存在するという行動遺伝学の説明も、できる・できないを自分や他人の性格の問題として抱え込みがちな人間には救いになります。さらに、共同養育のような人類史に根づいた「教え合いの形」を知ることで、学習を学校だけに押し込めて考える窮屈さから少し解放されます。 自分の学び方に自信が持てない人や、「教育って結局なんなの?」が頭から離れない人には特に刺さると思います。肩の力を抜いて読めるのに、日常の見え方がじわっと変わる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





