
脳が読みたくなるストーリーの書き方
リサ・クロン and 府川由美恵
フィルムアート社 / 2016-09-30
この本について
物語を書こうとすると、途中で「これって面白いのかな…?」と手が止まることがよくあります。プロットを動かせばいいのか、主人公の心情を書けばいいのか、何が正解なのか見えなくなるあの感じです。自分の中の迷いが整理できないまま書き進めても、手応えがなくて挫折しがちなんですよね。 この本が助けになるのは、物語を“脳の仕組み”から見直してくれるところです。読者が引き込まれるのは、次に何が起きるかを知りたいというドーパミンに駆動された欲求だ、と言い切ってくれる。だから主人公が何に向き合っていて、何が危機なのかを最初から明確にすると、読者は自然と物語を追いかけ続ける。さらに、ただ出来事を書くのではなく、主人公がそれをどう意味づけたかまで描くことで、読者が主人公の内側に入り込めるようになる。このあたり、抜粋された箇所を読むだけでも「確かにそうだよな…」と腑に落ちます。 文章技術というより、“読者の脳がどんな物語なら読みたがるのか”を理解したうえで、書き方を組み立てられるようになる本です。プロット迷子になりがちな人、書いても手応えがない人にはけっこう刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの57%が集中しています。
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