
道草 (角川文庫)
夏目 漱石
マイルスタッフ(インプレス) / 2017-04-27
この本について
人間関係で妙に気をつかいすぎたり、相手の機嫌を読みすぎて本音をしまい込んでしまったり。あとになって「なんであそこで自分の気持ちを置き去りにしたんだろう」と、じわっと疲れが出ることってありますよね。僕もそうで、正しさとか思いやりの裏で、実は自尊心や打算が入り混じっていたことにあとから気づいて落ち込むことがあります。 漱石の『道草』を読むと、その混ざり具合を少し客観的に見られるようになるんです。例えば、誰かに親切にする時に、自分でも気づかない形で「相手の歓心を得ようとしていた」場面。あるいは、家族に話すべきか迷って黙り込む時の、面倒への戸惑いと優しさの入り混じり。漱石が描く登場人物の揺れ方は、綺麗ごとではなく、かなり生々しい。だからこそ、自分の中のちょっと言いにくい部分を否定せずに眺められる感覚があります。 特に、他人の事情や弱さを前にした時に、自分の中でもやっとした感情が混ざるタイプの人には刺さると思います。善意も気遣いも、まっすぐじゃなくて曲がりくねっている。それでも人は関係を続けていく。その当たり前の現実を、無理に美化せずに受け止められる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要








