
「足るを知る」と、幸せになれる (扶桑社BOOKS)
植西 聰
扶桑社 / 2018-09-19
この本について
忙しいわけでもないのに、心だけが常に落ち着かない日ってありませんか。やることはこなしているのに満足感が残らず、気づけば「あれも足りない」「これもできてない」と自分を追い立ててしまう感じ。僕もよくそこにハマってしまいます。 この本を読んで印象的だったのは、「足りない」を埋めるより、「今あるものに気づく」ほうが心の静けさにつながる、というごく当たり前のようでいて忘れがちな視点でした。時間に追われているときに、あえてゆっくり食事をしたり、ちょっと歩くスピードを落としたりするだけで、思った以上に気持ちが整うこと。評価されない苦しさに囚われた日でも、「今日はこれだけできた」と半分の達成に目を向けると、次の一歩が軽くなること。どれも大げさな方法ではなく、生活の中で少しだけ意識を変えるだけでした。 雑念が湧いても「ダメだ」と切り捨てず、気づけばいい、と書かれていたのも救われました。完璧じゃなくても、今日をきちんと味わえたらそれで充分なんだと思えるだけで、心の摩耗が減ります。僕自身、先延ばしにしがちな日ほど、呼吸だけに集中する数分をつくると、その後の時間の質が変わりました。 日々の満足感が薄いまま流されている気がする人に、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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