
医者が教える日本人に効く食事術
溝口 徹
SBクリエイティブ / 2018-10-19
この本について
食生活を整えたいと思っても、何をどう変えればいいのか分からないまま時間だけが過ぎていくことってあります。甘いものに手が伸びたり、疲れやすさが抜けなかったり、気分の波が理由なくやって来たり。自分の意志の弱さだと思ってしまいがちですが、読んでみると「体質」や「栄養の偏り」が静かに影響していたのかもしれない、と気づかされました。 この本が面白いのは、欧米の健康法をそのまま持ち込むのではなく、日本人の遺伝的な特性や生活習慣に合わせて食事の考え方を整理してくれているところです。たとえば栄養不足が気分の落ち込みにつながる話や、糖質への依存とメンタルの関係、日本人が内臓脂肪をため込みやすい理由など、自分の不調の背景に思い当たる説明がとにかく多い。気合や根性ではなく、日々の食べ方を少し変えるだけで、体も気分も安定しやすくなるという視点は救いでした。 特に、たんぱく質を増やす意味や、活性酸素を抑える食材の選び方、フルーツや小麦との付き合い方など、明日から試せるレベルの具体性が嬉しいです。全部を完璧にやる必要はなくて、自分の体が反応しやすいポイントを探す感じに近い。このあたりの距離感も現実的だと思います。 食べ方を変えたいけど、情報が多すぎて逆に動けない人に刺さる一冊です。自分の体質と向き合う入口としてちょうどいいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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