
日本人のための声がよくなる「舌力」のつくり方 声のプロが教える正しい「舌の強化法」 (ブルーバックス)
篠原さなえ
講談社 / 2018-04
この本について
人と話すときに、どうも声がこもるとか、丁寧に話しているつもりなのに伝わりづらいとか、そんな小さな違和感が積み重なることってありますよね。自分もずっと「声質の問題なんだろうな」と思い込んでいたのですが、この本を読んで、実は“舌の位置”や“口の開き方”みたいな、ごく身体的なクセが原因のことも多いと知りました。 面白いのは、発声を良くする方法が精神論ではなく全部「具体的な動き」で説明されていることです。たとえば、舌を上顎にべったりつけるのが正しい状態だとか、語尾に向かって少しずつ下げる“揺らぎ”が声に情感を生むとか、知らなかったけれどやってみると確かに変わる。ペットボトルとストローを使った呼吸の練習も、地味なのに効き方がわかりやすくて、日常のどこに組み込むか想像しやすいです。 読んでいると、発声だけでなく、口呼吸や姿勢、顔つきまで舌の使い方とつながっているんだなと実感させられます。声を良くしたいというより、「日々のコミュニケーションで損してる気がする」くらいの軽いモヤモヤを持っている人にほど刺さる内容でした。 声に自信がないというより、なんとなく自分の話し方に違和感がある人にちょうどいい一冊です。
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