
子どもの問題 いかに解決するか いじめ、不登校、発達障害、非行 (PHP新書)
魚住 絹代 and 岡田 尊司
PHP研究所 / 2013-01-15
この本について
子どもの様子が変わってきたとき、どこまで口を出せばいいのか。反抗や問題行動が続くと、「自分の関わり方が間違っているのかも」と不安になる一方で、目の前の行動ばかりが気になってしまう。正直、どうしていいか分からないまま毎日が過ぎていくことってあります。 この本が教えてくれるのは、子どもの“見えていない部分”に目を向けることの大事さです。たとえば、親や教師が一生懸命に正そうとするほど子どもが逆に反発していくのは、心の表面を負の感情が覆っていて、本音にまだ触れられない状態だからだという説明は、自分の経験とも重なって腑に落ちました。また、子どもの問題行動の裏に「居場所」や「安心感」が不足している可能性があるという視点は、つい対処だけに追われがちな日常のブレーキにもなります。本人が自分の気持ちを言葉にできない時期こそ、大人の側が受け止め方を変える必要があるという示し方も現実的で、妙な理想論がありません。 個人的には、愚痴や不満を言いはじめたときがむしろ前進のサインだという話が一番響きました。問題行動を叱る前に、そこまでのプロセスを理解しようとする姿勢が、結局は一番の近道なのかもしれません。 子どもとの関わりで「何を見ればいいのか分からなくなっている人」に、静かに効く本です。
読書インサイト
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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