
いまこそ知りたいAIビジネス
石角友愛
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2018-12-13
この本について
AIを使った新規事業や業務改善を考えるたびに、「結局どこから手をつければいいのか」「技術の話ばかりで、現場の課題とつながらない」と感じることが自分にもよくあります。特に、社内で「AIを導入しよう」という話が出たときほど、抽象論だけが先走って、実際の動きが伴わないあの感じです。 『いまこそ知りたいAIビジネス』が面白いのは、技術そのものよりも「ビジネスとして成立させる条件」にフォーカスしているところです。データをどう集めるか、仮説検証のサイクルをどう作るか、技術を抱え込むのではなく外に開いて活用してもらうほうが結果的に強くなるケースなど、実際のシーンに置き換えやすい話が多いんですよね。AIが万能ではない前提で、「AIで何をするのか」と問い直せるので、変に夢を見すぎずに済む感じがあります。 読んでいると、AI時代の働き方もそこまで特別なことではなく、「課題の解像度を上げられる人」「データを見ながら意思決定を回せる人」が必要になるだけだとわかってきます。ムークで学び直す人の話などもあって、キャリアの方向転換に悩む人にも現実的な目線をくれます。 特に刺さるのは、「AIを導入すること」ではなく、「使いながら事業を前に進めること」に悩んでいる人。自分と同じように、技術とビジネスのあいだでもやもやしている人にちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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