
ニュースメディア進化論 情報過多時代の学びに向けて (NextPublishing)
校條 諭
この本について
ニュースを追っていると、「そもそも何を信じればいいんだろう」とか、「報道ってどうやって成り立ってるの?」みたいなモヤモヤが、ふと湧いてきませんか。自分も仕事でニュースに触れるほど、その裏側の仕組みを知らないまま判断している怖さを感じてきました。そんなときに助けられたのが『ニュースメディア進化論』でした。 この本が面白いのは、新聞や記者を神棚に上げず、歴史の中で普通に失敗も偏りもあったことを淡々と描いてくれるところです。「昔の新聞もフェイクニュースだらけだった」という指摘や、「売れるから書いていた」という視点は、報道を“間違えない存在”として扱ってしまいがちな自分の見方を静かにほぐしてくれました。また、記者同士が紙面で議論していた時代の話や、NPOと協働しながら地域に根づいた新しいジャーナリズムの試みなど、ニュースが本来“誰のための情報なのか”を考え直すきっかけにもなります。 さらに、ニュースを「個人の行動選択のための情報」ととらえる視点は、日々大量の情報に押し流されそうなときの判断基準として、じわっと効いてきます。広告でもなくアルゴリズムでもなく、何をどのように受け取るかを自分の側に引き戻せる感覚がありました。 メディアに振り回されている気がする人、あるいは「ニュースの読み方を一度リセットしたい」と感じている人には、静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
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