
薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方
Dr.ロバート・メリロ
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2019-02-01
この本について
子どもの発達について、専門用語を調べても結局よく分からず、「何が普通で、どこから気にした方がいいのか…」とぼんやり不安になることってありますよね。僕も同じで、特に利き手や姿勢のクセなど、日常のちょっとした違和感をどう捉えればいいのかずっと迷っていました。 この本がよかったのは、そういうモヤモヤを大げさに煽らず、「身体のどの反応がどういう発達プロセスと関係しているのか」を、生活レベルの目線で説明してくれるところでした。例えば、原始反射がいつ抑制されていくのかとか、利き目と利き耳がバラバラだと情報処理にどんな負荷がかかるのか、といった“普段は見落としがちな仕組み”を丁寧に紐づけてくれます。読んでいくうちに、子どもの振る舞いをただの「クセ」として片付けず、背景にある発達の流れとして見られるようになりました。 個人的には、帝王切開やストレスの多い出産が後の混合優位性とどう関係しうるのかという話が特に腑に落ちて、「心配というより理解の足場」ができた感覚があります。専門家の言葉というより、親としての視界が少し広がった感じに近いです。 子どもの「なぜこれが苦手なんだろう」に振り回されがちな人に静かに刺さる一冊だと思います。
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