
経済学なんて教科書でわかるか!ボケ!!…でも本当は知りたいかも。
さくら 剛
この本について
「勉強したほうがいいのは分かってるけど、何から手をつければいいのか分からない」「知識を身につけようとすると、いつの間にか“やらなきゃ”に変わってしんどくなる」。そんな空気を抱えたまま、経済の話題だけ苦手意識が消えない人って多いと思います。僕自身、教科書を開いた瞬間に気持ちが閉じるタイプでした。 この本が面白いのは、経済を“ちゃんと理解しなきゃ”という圧を一度外してくれるところです。好きなところから入っていい、という当たり前だけど忘れがちな感覚を思い出させてくれるし、知識を押しつけられた瞬間に学ぶ気持ちが消える、という指摘に妙なリアリティがあります。経済の基礎を説明するときも、通貨の役割みたいな地味な部分を無理に飾らず、そのまま分かる形で置いてくれるので、読みながら肩の力が抜けていきます。 読んでいて一番刺さったのは、「他人の世界」を見失うと途端に押しつけが始まる、という話でした。これは経済の本というより、人との距離感の話としても効いてきます。自分が何かを学ぶときの態度も、人に接するときの態度も、少しだけやわらかくなる感じがありました。 経済を理解したいけど、ガチガチの入門書には挫折してきた人にちょうどいい本です。勉強というより、視界をひらく感覚に近い一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
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