恋愛依存症のボクが社畜になって見つけた人生の泳ぎ方 (ヨシモトブックス)

恋愛依存症のボクが社畜になって見つけた人生の泳ぎ方 (ヨシモトブックス)

須田 仁之

累計読者数3
平均ハイライト数 5.3件/人
star総合評価 34/100
boltライト読書型

この本について

仕事がしんどくなってくると、「この状況って自分だけなのか?」とか、「なんでこんなに疲れてるのに前に進んでない気がするんだろう」と、ふと立ち止まりたくなる瞬間がありますよね。忙しさに流されているのか、自分で泳いでいるのか、その境界がどんどん曖昧になるあの感じ。読者が保存していた抜粋を見ていると、まさにその“渦の中でのリアル”に刺さっているように思いました。 この本は、著者の破天荒なキャリアと恋愛の迷走をまとめた体験記なんですが、「頑張り方がわからないまま現場に放り込まれた人間が、どうやって自分を保ってきたか」という点で、妙に現実的なんです。鬼上司に潰されかけながらも、深夜のオフィスで仲間と爆笑してなんとか精神をつないだ話や、月460時間働いた末に「もっと手を抜けば良かった」と振り返るくだりは、当時の自分と重ねてしまう人も多いはずです。無理やりポジティブに変われと言わず、「とりあえず今日は溺れない泳ぎ方でいいんじゃない?」と寄り添ってくれる感覚があります。 もうひとつ印象的なのは、恋愛だけは流されずに足掻いてしまうという、人間の矛盾の描き方です。仕事では諦めて流されるくせに、恋愛だけは必死にクロールしてしまう。その不格好さを「それでも生き方の一部だよな」と思わせてくれる視点が、この本の面白さだと思います。 仕事も恋愛も、どこかで迷子になっていると感じている人に刺さる一冊です。溺れる寸前で必死に足を動かしているような日々でも、「まあ、こんな泳ぎ方でもいいか」と少しだけ呼吸がしやすくなるはずです。

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