
夜は短し歩けよ乙女 映画カバー版 (角川文庫)
森見 登美彦
KADOKAWA / 2008-12-25
この本について
忙しさを言い訳にしたり、恋愛に踏み出す理由を探しているうちに時間だけが過ぎていくことってありますよね。気づけば、自分がなにを基準に選んで、どこへ向かいたいのかすら曖昧になっている。そんなときにこの作品を読むと、肩の力が少し抜けるというか、「まあ迷うのも人間らしいよな」と思わせてくれます。 特に刺さるのは、理屈を積み上げすぎると一歩も動けなくなる、という指摘です。恋愛の場面で語られていますが、仕事でも同じで、正しさを求めすぎて身動きが取れなくなる瞬間って誰にでもあるはずです。そこに「それでも跳ぶしかない瞬間ってあるよ」と静かに押してくれる感覚がある。また、忙しさを吹聴してしまう心理や、「大学生なら恋人がいて当然」という空気へのツッコミなど、社会に漂う“なんとなくの基準”をひっくり返してくれる視点も、この本の効きどころだと思います。 物語自体は奇想天外でオモチロイのに、ふとした言葉が自分の生活にじんわり入り込んでくる。不思議な読後感ですが、迷いながら前に進むしかない私たちにはちょうどいい温度です。自分のペースで生きたいけれど、そのペースを見失いがちな人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









