
最新版 日本の15大財閥 (角川新書)
菊地 浩之
KADOKAWA / 2019-03-09
この本について
仕事で企業の成り立ちを調べていても、「結局この銀行ってどこから来たの?」とか「財閥とか企業集団って名前は聞くけど、中身がよく分からない…」というまま止まってしまうことが多い気がします。自分もずっと同じで、なんとなく断片だけ拾っては迷子になっていました。 この本は、そういう“歴史の線がつながらないモヤモヤ”を静かにほどいてくれます。たとえば、三井・三菱・住友といった名前がどう競い合い、どこで枝分かれし、どの銀行とどう再編されたのか。その流れを追うと、ニュースで見てきた合併劇の裏に、明治期から続く力学が積み重なっていることが腑に落ちます。また、財閥解体でいったん散らばった企業が、なぜ戦後に企業集団として“再び集まり直したのか”も、感情と合理の両面から説明されていて、単なる年代記では終わりません。 読んでいて一番助かったのは、「いま自分が働いている会社や業界が、どの流れの中にあるのか」が見えるようになったことです。日々の経営判断や人の動きが、少し違う角度から理解できるようになるのは地味に大きいです。 背景のつながりを知ると仕事の景色が変わるタイプの人に、とても刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの52%が集中しています。
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