
弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方
鈴木 颯人
三五館シンシャ / 2023-01-01
この本について
不安があるときほど、いろんな人の意見を聞きすぎて、自分が何を大事にしたかったのか分からなくなることがあります。謙虚であろうとするほど迷いが増えるし、「弱い自分を認める」なんて言われても、実際どう扱えばいいのかは誰も教えてくれません。僕自身も、頑張っているはずなのに心だけがついてこない時期が長く続きました。 この本が面白いのは、強さのつくり方を“気合い”ではなく“現実的な心の運用”として語っているところです。たとえば、不安を否定せず「不安があるから準備できる」という位置づけに変える視点。あるいは、謙虚さ7・エゴ3でコートに立つような、自分の軸と他人の意見の折り合い方。さらに、毎日の小さな感謝を書き出すことで、メンタルの土台を整えていく地味な作業の大切さも繰り返し語られます。どれも派手ではないけれど、「あ、これなら明日からやれるかも」と思える現実味があります。 アスリートの言葉が多いけれど、内容は日常の迷いにもそのまま刺さります。結果を意識しすぎるとき、他人の目が気になるとき、自分の弱さにうんざりしたときに読み返したくなる本です。どちらかといえば、「強くなりたい」より「弱さとうまく付き合いたい」と思っている人に向いています。
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