
凡人の星になる: 月間10万PVの雑記ブロガーが「凡人」を武器にするまでの七転八倒
やまま
この本について
「自分には語れることなんてない」とか「ちゃんとした記事を書かなきゃ」と思えば思うほど、手が止まってしまう時ってありますよね。僕もよくやってしまうのですが、気づくと“うまく書くこと”ばかり意識して、肝心の自分の感情や視点がどこかに置き去りになっていたりします。 この本を読んでまず救われたのは、著者が最初から器用だったわけでも、鋭いネタを持っていたわけでもないということでした。むしろ、街コンで出会った人のちょっとした仕草にツッコミを入れたり、サワガニの素揚げに驚いたり、そんな日常の「素のまま」を書いた記事のほうが読まれたという気づきが丁寧に書かれている。読者の保存された抜粋も、まさにその“普通の体験から自然に言葉が出てくる感覚”に刺さっているんだと思います。 そしてもうひとつ大きかったのは、「毎日書く」ことに大義なんてないとあっさり言い切っているところです。PVのためでも成長のためでもなく、ただ習慣にしたほうがラクだから続けている。こういう現実的な温度感が、妙な義務感に縛られていた自分にはちょうどよかったです。正統派をめざすほどつまらなくなるけれど、感じたまま書けば自然とおもしろくなる、という視点の転換も腑に落ちました。 自分の“凡人さ”が足を引っ張っている気がしていたけれど、実はそこにしか書けないものがあるんじゃないか、と静かに背中を押してくれる本です。肩ひじ張らず、ゆるく続けたい人ほど刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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