
いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書
水野 学
ダイヤモンド社 / 2018-10-10
この本について
仕事が立て込んでくると、「どこから手をつければいいのか」「気づいたら今日も同じところでつまずいている」といったモヤモヤが積もっていきます。私も段取りが苦手で、いいものを作ろうと背伸びした結果、締め切り間際に焦る…というパターンを何度も繰り返してきました。 この本が助かったのは、段取りを“センス”ではなく“仕組み”として見直せたところです。たとえば、完成度が低くても一度投げておくことで、後半のちゃぶ台返しを防げること。あるいは、曖昧な「今日中」ではなく「何日の何時」と締め切りを具体化するだけで、無駄なストレスが減ること。そして、撮影や企画のように毎回違って見える仕事でも、パターン化しておけば余計な判断が減り、余裕が生まれること。どれも大げさなテクニックではなく、日々の“詰まり”をほぐしてくれる実践的な考え方でした。 特に「その場でアイデアを出す」「プレ締め切りを自分で作る」といった姿勢は、自分の働き方そのものを整えてくれる感覚があります。段取りの話なのに、仕事のコミュニケーションや信頼関係まで自然と見直せるのも、この本のいいところです。 自分の仕事がなぜかいつもバタつく、細かい判断で疲れ切ってしまう、そんな人に静かに効く本だと思います。
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