
「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義
水野 学
誠文堂新光社 / 2015-05-06
この本について
仕事で企画を考えたり、伝える文章を書いたりするとき、「伝わっていない気がする」「相手の反応が見えないまま、ひとり相撲になっている気がする」というモヤモヤがつきまといますよね。自分では頑張っているつもりなのに、どこか噛み合わない。その原因がどこにあるのか、言語化しきれないまま積み重なっていく感じがあります。 水野学さんの『「売る」から、「売れる」へ。』は、その噛み合わなさをほどいてくれる本でした。特別な才能の話ではなく、まず「受け手側で考える」というごく基本なのに忘れがちな視点を丁寧に示してくれます。知識を積み重ね、王道と流行と共通点を見つけながら、自分の中にある「らしさ」をどう最適化するか。ブランディングという言葉が大げさに聞こえる人ほど、日常の仕事レベルで役に立つ場面が多いはずです。企画書でもプレゼンでも、相手の頭の中にどう見えるかをコントロールすることが、こんなに現実的な作業なんだと腑に落ちました。 自分のアウトプットに一貫性がない気がする人や、なんとなく「センス」に自信が持てないまま仕事を続けている人に、とても静かに効いてきます。自分を大きく見せる必要はなく、似合う服を選ぶように整えていけばいい。そんな現実的な姿勢に救われました。
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