
なぜ最近の若者は突然辞めるのか
平賀 充記
アスコム / 2019-06-03
この本について
仕事で若手と関わるたびに、「なんでこんなに噛み合わないんだろう」と思うことが増えてきました。説教じみた話は避けたいし、丁寧に教えているつもりでも、どこか距離を置かれている感じがする。こちらとしては「育てたい」という思いがあるのに、その好意が届かないあの独特のもどかしさ。僕自身、この数年ずっと抱えてきたモヤモヤです。 この本を読んで腑に落ちたのは、若者が「会社」という枠よりも、ゆるやかで流動的な“仲間”のつながりを重視している、という視点でした。そこを前提にしないと、こちらの言葉がなぜ空振りするのかを説明しきれなかったんだと思います。また「無駄なやり取り」に敏感で、最短ルートで成長したいという価値観も印象的でした。説教が嫌なのではなく、ただ時間を奪われるのが耐えられないだけ。ここを理解すると、コミュニケーションの取り方がガラッと変わります。さらに、彼らがテクノロジーとタッグを組む前提で働いているから、知識量より使いこなし方を重視するという感覚も、接し方のズレを説明してくれました。 若者を「最近の子は…」で片付けず、どう見えているのかを現実的に知りたい人には向いています。上司・先輩として悩んでいる人ほど、静かに効いてくる内容だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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