
データレバレッジ経営 デジタルトランスフォーメーションの現実解
ベイカレント・コンサルティング
日経BP / 2019-06-21
この本について
データ活用の話になると、結局「何から手をつければいいのか」「そもそも目的がぼんやりしているままで進めていいのか」で足が止まることが多いですよね。自分も仕事でデータプロジェクトに関わるたび、技術より前に“目的設定の迷子”になることがありました。 この本が助かったのは、データの価値を「目的が実現されたときに初めて生まれる」と言い切ってくれたところです。やみくもにデータ基盤を整えるのではなく、まず経営や現場の課題にどうテコを効かせるかを考える。目的が定まれば、データアナリティクス・コンピュータサイエンス・問題解決の三つのスキルがどんな順番で必要になるかも自然と見えてきます。コマツの事例のように、現場の課題にデータを結びつけていくプロセスが描かれていて、抽象論だけで終わらないのもありがたいところでした。 DXの話題に触れると「結局どこまでやればDXと言えるのか」というモヤモヤがつきまといますが、この本はパッチ、インテグレーション、トランスフォーメーションという段階を切り分けてくれるので、自社のいまの位置がつかみやすいです。全部を一気に変えなくてもいい、という視点は精神的にも救われました。 目的とデータのつながりが曖昧なままプロジェクトが動きがちな職場にいる人には、とくに刺さりやすい一冊だと思います。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの47%が集中しています。
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