
まあまあふうふう。
八千草薫
主婦と生活社 / 2019-06-28
この本について
最近、「無理はしたくないけど、ただ休んでいるだけだと自分が止まってしまいそう」と感じることがありませんか。頑張らなきゃと思うほど気持ちは空回りするし、かといって肩の力を抜くのもどこか不安になる。行ったり来たりのあの感じ、けっこうしんどいですよね。 『まあまあふうふう。』を読んでいて、保存された部分から伝わってきたのは、まさにその揺れに寄り添ってくれるところだと思いました。「ほど良く生きる」「ちょうど良く生きる」といった言葉が、単なるゆるさのすすめではなく、八千草薫さん自身の人生での試行錯誤から出てきているので、無理に前向きにさせようとしない温度があります。頑張りたい気持ちと、力を抜きたい気持ちの両方を抱えたままでいいと受け止めてもらえる感じです。 さらに印象的なのは、「無理をしないでどうするのかな」と思いながらも、それでもどこかで少し頑張る瞬間を大切にしているところ。完璧を目指すでもなく、諦めるでもなく、その中間を探していく姿が、読む側のペースも自然とゆるめてくれます。八千草さんにとっての映画『黄昏』の話も、人生の後半に差しかかったときの空気感が静かに滲んでいて、自分の今の立ち位置をふっと見直すきっかけになります。 「頑張るか休むかの二択に疲れてしまった人」にとって、ちょうどいい距離感で灯りをともしてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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