
マルクス・アウレリウス「自省録」を読む (祥伝社新書)
岸見一郎
累計読者数5
平均ハイライト数 1.4件/人
star総合評価 28/100
boltライト読書型
この本について
最近、やりたいことはあるのに体がついてこなかったり、気力が続かなかったりして、自分でもよく分からないモヤモヤを抱えることが増えました。昔はもっと動けた気がするのに、今は「これって自分の怠けなのか、それともできないだけなのか」が曖昧になって、余計に落ち込んだりします。 この本を読んで救われたのは、「私が目が覚めたのは、人間の仕事をするためだ」というまっすぐな言葉よりも、その後に続く、できないことをそのまま認める姿勢でした。岸見さんの読み解きは、マルクス・アウレリウスの言葉を無理に美しく持ち上げるのではなく、日々の生活の中でどう受け止めるかに寄り添っています。あれもこれも追いかけていた頃の自分を思い出しつつ、今の自分ができる範囲が狭くなったとしても、そこに残っているものを丁寧に見つめればいいのだと、少し肩の力が抜けました。 特によかったのは、諦めることを敗北ではなく「最後に本当に残したいものを見極める過程」として扱っている点です。無理に全部抱えなくていいと思えると、逆に行動がしやすくなる瞬間があります。この本はそのきっかけを静かに置いてくれる感じがします。 自分のペースで生き直したい人に刺さる一冊です。
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