
からまる毎日のほぐし方 (扶桑社BOOKS)
尾石 晴
この本について
忙しさが続くと、ふと「自分って今どこに立ってるんだろう」とわからなくなる時があります。家庭でも仕事でも頼られる側に回って、気づけば“できるけど疲れること”ばかり抱えてしまう。やりたいことを聞かれても、前は答えられたはずなのに、今は曖昧で、自分の輪郭がぼやけていく感じがする。そんなときに、この本の言葉がけっこう沁みました。 特に効いたのは、まず自分の“ほぐし方”として、生活や人間関係のからまりを一つずつ見直す視点です。減らす・やめる・誰かに渡すという当たり前のようで難しい整理が、具体的に描かれていて、自分の生活に置き換えやすい。さらに、期待値の調整やバウンダリーの話が、仕事や家庭で「どこまで頑張ればいいのか」が見えなくなった時の指標になってくれる。無理にポジティブに変われという話ではなく、今の自分の状態を丁寧に扱うための視点が多いのもありがたいところでした。 そして何より、歳を重ねるほど増えていく“皮”をむいて、自分の芯に戻っていくという表現が素直に腑に落ちました。何かを始めるより、何をやめるか、どんな強さを身につけていくか。そういう現実的な整え方を知りたい人にはちょうどいいと思います。 最近、自分のペースがつかめないまま日々が流れていく…そんな感覚のある人に届く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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