
SQLの苦手を克服する本 データの操作がイメージできれば誰でもできる Software Design plus
生島 勘富、開米 瑞浩
この本について
SQLを触っていると、「JOINって何から何がどう結びついてるんだっけ…?」みたいな曖昧なまま進めてしまうこと、けっこうあると思います。特にLEFT JOINまわりで、WHEREに書いた条件が意図せず件数を削っていた…なんて経験、僕も何度もやりました。書いた本人さえ「何が原因でこうなった?」と首をかしげるやつです。 この本が良かったのは、JOINやWHERE、HAVINGが“どの順番で”“どんなイメージで”処理されているのかを、実際の会話と図を使ってゆっくり確認できるところでした。ON句の中でも「片方のテーブルにだけ関係する条件」と「両方にまたがる条件」が違う働きをする、という説明は個人的にはかなり腑に落ちましたし、LEFT JOINで右側のカラムをWHEREに書くと必然的にNULL判定が混じってバグになりやすい、という指摘も「ああ、あの時の謎はこれか」と思い当たることばかりでした。 実務だと、SQLは“とりあえず動けばいい”で書いてしまいがちですが、実際はちょっとした順序の勘違いが後で自分の首を絞めます。この本は、大げさなノウハウではなく、「どう見えれば理解できるか」を丁寧に整えてくれるタイプの本でした。SQLが苦手というより、“なんとなく書いているだけで腹落ちしていない人”に特に刺さると思います。 迷った時に立ち戻れる基準を持ちたい人には、かなり心強い一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
読書の順序
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