
事業を創るとはどういうことか――「温度ある経済の環」を生み出すビジネスプロデューサーの仕事
三木言葉
英治出版 / 2019-09-19
この本について
新規事業に関わっていると、どこから手をつければいいのか分からなくなる瞬間がよくあります。関係者の意見はバラバラで、数字の話をしているのに感情で揉めたり、そもそもゴールが共有されていなかったり。自分も散らかったまま走り続けているような感じがして、正直しんどいことがあります。 この本は、そういう混乱の背景に「心」と「数字」の両方をちゃんと扱えていない状態がある、と教えてくれます。難しいフレームワークを増やすのではなく、コンセプトシートや温度感マップ、ビジネスモデル図みたいな、素朴だけど必要な道具に立ち返ることで、事業開発の全体像を落ち着いて捉え直せるところがありがたいです。特に、登場人物の“温度”を可視化する発想は、会議で噛み合わなかった理由が腑に落ちました。 読んでみて感じたのは、事業を創るって結局は「人の気持ちを扱う仕事」なんだということ。そこを置き去りにしたまま数字の話だけ積み上げても、うまくいかないのは当然で、むしろ全体を見ながら両方を調整する人が必要なんだと腹落ちします。大げさな成功論ではなく、現場のリアルな迷いに寄り添ってくれる一冊です。 チームの意見が揃わずに前に進めない、そんなモヤモヤを抱えている人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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