
コーチングの神様が教える「できる女」の法則 (日本経済新聞出版)
サリー・ヘルゲセン, マーシャル・ゴールドスミス, and 斎藤聖美
日経BP / 2019-01-23
この本について
仕事をしていると、「なんであの人はあんな言い方をするんだろう」「私なら絶対やらないのに」とモヤッとすることがありませんか。しかも、そう感じている自分もまた、どこかで誰かに善し悪しの基準を押しつけていたりして、あとで自己嫌悪になる…。私もこのあたりでずっと行き詰まっていました。 この本が効いたのは、まず“やることを増やす”のではなく、“やめる行動を特定する”という視点でした。意見を言いすぎる、完璧さに寄りかかりすぎる、「私はこういう人間だから」と自分像にしがみつく。どれも大きな癖に見えるけれど、著者は「それはあなたの本質ではなく、自動操縦で身についた反応だ」と言い切ります。この距離感があるだけで、変えることへの抵抗がすっと下がりました。 さらに、評価されない理由を「環境が悪い」だけで片づけず、自分の行動がどう受け取られているかを丁寧に見直すプロセスも示してくれます。誰かの助言が納得いかなくても、一度“自分は何をした(しなかった)からそう見えたのか”に立ち戻ると、次の一手が見つかりやすくなる。これは私自身、大きな転換点になりました。 「頑張っているのに、なぜか伸び悩んでいる気がする人」に刺さる一冊です。今の自分を責めずに、でも一歩変わりたいときに、ちょうどいい温度で背中を押してくれます。
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