
最軽量のマネジメント(サイボウズ式ブックス)
山田理
ライツ社 / 2019-11-07
この本について
仕事の相談や意思決定の場で、「なんでこんなに噛み合わないんだろう」と感じることが増えていませんか。上司に聞きたいことがあっても、密室で言うのは気まずいし、かといって黙っていると余計にモヤモヤが溜まる。マネジメント側に立つと今度は「全部自分で背負わないと」と気負ってしまい、結局どちらもしんどいまま進んでしまう。僕自身も、このループから抜ける方法がわからず、長く放置してきたタイプです。 『最軽量のマネジメント』が面白いのは、「上司がもっと頑張れ」でも「メンバーが自律せよ」でもなく、関係性そのものを軽くする手前の工夫に具体的に踏み込んでいるところです。特に、質問責任と説明責任を対で扱う視点は、自分のチームでもすぐ試せる感覚に落ちてきました。わからないままにしないことが“責任”になると、変に気を遣って沈黙する必要もなくなる。オープンな場でやりとりすることで、上司だけでなく周りのメンバーの視点も混ざり、結果として「説明の手間」が消えていく構造も腑に落ちました。さらに、雑談のような軽い接点があとあとまで効いて、人としての距離が縮まるというエピソードは、オンライン中心の今こそ刺さる人が多いはずです。 「上司と部下」という関係の重さに疲れてきた、あるいは自分のチームで同じすれ違いを繰り返している人には、静かに効いてくる本だと思います。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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