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「仕事ができる」とはどういうことか?

「仕事ができる」とはどういうことか?

楠木健 and 山口周

宝島社 / 2019-11-26

累計読者数114
平均ハイライト数 23.9件/人
推定読了時間 約2時間38分
star総合評価 73/100
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この本について

仕事をしていると、「動いているつもりなのに成果につながらない」「結局、何を基準に判断すればいいのか」がわからなくなるときがあります。僕も同じで、目の前のタスクを片づけていても、どこか並列思考に陥っている感覚が拭えませんでした。 この本が効いたのは、抽象論ではなく“思考の癖”を具体的に見直せたところです。たとえば、肩書きや役職みたいな位置エネルギーに寄りかかると、自分の運動エネルギーがどんどん減っていく話は、妙に心当たりがある人も多いはずです。あるいは、ToDoを並べるほど成果とのつながりが薄れるという指摘も痛いところで、「じゃあどう直すか」のヒントとして、時間に奥行きを持たせたストーリーで考える感覚が腑に落ちました。さらに、AIやデータといった飛び道具に飛びつきたくなる気持ちをやんわり戒めつつ、「結局は自分のロジックを持てるかどうか」に戻してくれるのもありがたいところです。 肩肘張った自己啓発ではなく、現場で迷っている人間の視点から「仕事ができるとは何か」を考え直せる本でした。特に、最近効率化やスキルアップだけでは前に進めなくなっている人には、静かに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「スキルのデフレ化とセンスのインフレ化」はあらゆるジャンルで進行している! 『ストーリーとしての競争戦略』(東洋経済新報社)の楠木建と『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』(光文社新書)の山口周が「仕事ができる」の正体を求めて新時代の仕事論を語り尽くす。仕事ができる人――本書でこの言葉の定義は「この人ならなんとかしれくれる」、もっと言えば「この人じゃないとダメだ」「余人をもって代えがたい人」である。プログラミングができる、英語が話せる、財務分析ができる――「あれができる・これができる」と言っているうちは半人前。スキルを超えたセンスにこそ「仕事ができる」の正体がある。スキルを伝授しようとする本は無数にある。しかし、センスの問題に正面から向き合った本は稀少だ。ほぼすべての人がセンスの重要性について薄々は気づいているにもかかわらず、である。本書はスキルとセンスの相克をテーマに、日本のビジネスシーンで「スキル優先、センス劣後」の状況が起きる理由から、「何がセンスを殺すのか」「センスを磨くとはどういうことか」まで、「仕事におけるセンス」の問題について2人が縦横に論じる。
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