
言葉のズレと共感幻想
細谷功 and 佐渡島庸平
この本について
最近、人と話していて「なんでこんな些細なことでズレるんだろう」とか、自分の感情の正体がよくわからなくてモヤっとすることが増えました。言葉にできないまま抱え続けると、余計に孤独感が強くなるんですよね。そんなときに読んだのが『言葉のズレと共感幻想』でした。 この本は、言葉そのものを疑うところから始まります。例えば「頭が悪い」で片づけていた悩みが、もう一段深く分解されて「どんな前提でそう感じているのか」まで自分で見に行けるようになる。その瞬間、悩みの形が変わるんです。また、業界の壁や肩書きに縛られて動けなくなるあの感じも、言葉が作った枠に自分が囚われていただけなんだと気づかされました。さらに、相手と言葉がかみ合わないときに、具体から一段だけ抽象に上げてみる。たったそれだけで話が前に進むことがあって、実生活への持ち帰りが多い一冊でした。 派手に人生を変えてくれるタイプの本ではないですが、日常のどこかでいつも小さな引っかかりを感じている人ほど、静かに効いてきます。特に「言葉のせいで人とズレる」「自分の悩みの正体がつかめない」という人には、かなり相性がいいと思います。自分の観察の仕方そのものが、じわっと変わっていく本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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