
LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする
サフィ・バーコール, 三木 俊哉, and 米倉 誠一郎
日経BP / 2020-01-24
この本について
仕事でもチームでも、気づけば「なんであの頃みたいにうまく回らないんだろう」とモヤモヤすることがあります。同じメンバーのはずなのに、急に保守的になったり、新しい提案が通らなくなったり。自分の判断が鈍ったのか、組織が変わったのか、そのあたりの見極めがずっと苦手でした。 『LOONSHOTS』は、その変化を「気分」ではなく「相転移」という視点でとらえ直してくれます。ノキアのエンジニアのエピソードのように、優秀な人が集まっていても、関与より地位が勝ち始めるとシステムが別物になること。逆に、最悪の意見にこそ好奇心を向けられる環境が、突拍子もないアイデアを救うこと。こういう“状況の力”で説明されると、個人の頑張りだけでは越えられなかった壁に、少し手がかりが見えてきます。 僕自身、この本を読んでから、誰かの判断を「やる気がない」で片づける前に、その人のまわりでどんな力が綱引きをしているのかを考える癖がつきました。自分が抱えているプロジェクトの判断にも、少しだけ余白を持てるようになった気がします。 新しいことをやりたいのに、組織の空気に押し返されていると感じる人には特に刺さると思います。
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