
幸福の科学との訣別 私の父は大川隆法だった (文春e-book)
宏洋
この本について
人間関係でも仕事でも、「この組織って表で語られていることと、裏側の動きが全然違うな…」と感じたことってありませんか。筋が通らないまま進んでいく場にいると、自分の判断が正しいのか、そもそも何を信じたらいいのか分からなくなる瞬間があります。僕自身も、周りに合わせて流されそうになった経験が何度かあって、そのたびにモヤッとしたまま日々を過ごしていました。 この本を読んで印象に残るのは、著者が“当事者だからこそ知っている具体的なズレ”をはっきり描いているところです。例えば、大きな教団施設がどこによって建てられているのか、といった一見どうでもよさそうな事実が、内部の力関係や価値観の偏りを生々しく映し出している。さらに、表向きは清らかな物語として語られる出来事も、家族として身近に見ていた著者にはまったく違う景色だったりする。その落差を追体験すると、自分の環境でも「何を基準に信じればいいのか」を考え直すきっかけになります。 読みながら思ったのは、これは宗教の話に限らないということです。大きな組織の中で、自分の感覚をごまかして生きてきた人ほど刺さるはずです。きれいな言葉に流されず、事実ベースで物事を見直す姿勢に少し救われる。本当に迷っているときほど、こういう“現実の声”が効きます。
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