
2000年前からローマの哲人は知っていた 死ぬときに後悔しない方法 (哲人に学ぶ人類の知恵シリーズ)
セネカ, ジェイムズ・ロム, and 天瀬いちか
Kepustakaan Populer Gramedia / 2020-08-18
この本について
最近、「今やっていることに本当に意味があるのか」「このまま歳を重ねていいんだろうか」と、ふと足が止まる瞬間が増えてきました。表では元気にやっていても、内側では“時間の使い方”や“生き方の締め切り”みたいなものにモヤモヤしている。こういう感覚、僕自身もずっと抱えています。 セネカの本が面白いのは、死を脅しとして使うのではなく、視点を整えるための軸として扱うところです。生まれた瞬間から死に向かって進んでいる、という冷静すぎる事実を突きつけながら、「だからこそ今日をどう生きるか」に話が戻ってくる。死を恐れる気持ちそのものが、生を雑にしてしまう、という指摘も刺さりました。さらに、当時のローマ社会の中で自殺や尊厳死がどう議論されていたのかが丁寧に説明されていて、単に勇ましい言葉を投げているわけではないところも信頼できました。 読みながら、僕は「今日が最後でもいいと思えるように過ごす」って、いきなり大それた目標じゃなくて、せめて“後回しにしている小さな習慣と向き合うこと”から始めればいいんだよな、と少し気が楽になりました。死を否定も美化もせず、ただ人生の一部として見直したい人に特に刺さるはずです。
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