
ブロックチェーンがひらく「あたらしい経済」 (幻冬舎単行本)
正田英樹, 田中貴規, 村上照明, 中城元臣, 安土茂亨, and 株式会社chaintope
幻冬舎 / 2020-08-25
この本について
最近、ブロックチェーンってよく聞くけど、自分の生活や仕事とどう関わるのかはよく分からない…という声をよくもらいます。僕自身もずっと同じで、「結局これは投資の話なのか、それとも社会の仕組みの話なのか?」という曖昧さがモヤモヤの正体でした。 この本は、その霧をゆっくり晴らしてくれた一冊でした。たとえば寄付の使い道を勝手に変えられない仕組みや、日本語試験の合格証偽装を防ぐ例など、日常の具体的な問題をどう“改善できるのか”が丁寧に描かれています。また、単純な送金だけでなく、条件がそろったら自動で契約と支払いまで進むスマートコントラクトの話は、仕事の手続きのどこがボトルネックになっているかを考えるきっかけになりました。さらに「部分最適より全体最適を志向する技術」という視点は、目先の効率化だけ追っていた自分の思考を少し広げてくれます。 ブロックチェーンを神話のように語る本ではなく、「どこがまだ課題で、なにがすでに現実味を帯びているのか」を淡々と整理してくれる現実的な内容です。仕組みの理解が深まるだけでなく、自分の業務や身の回りの課題にどうつながるかを想像しやすくなります。 技術そのものより、「これが社会や仕事のどこを変え得るのか」を知りたい人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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