
ファシリテーターの道具箱
森 時彦 and ファシリテーターの道具研究会
ダイヤモンド社 / 2020-10-14
この本について
会議を回したり、プロジェクトの議論をまとめたりする時、「自分が頑張って説明してるのに、場が全然噛み合わない…」みたいな気まずさってありませんか。意見は出ているのに前に進んでいる感じがなくて、気づけば自分が答えを出しに行ってしまう、あの負の流れです。僕もよくハマります。 この本が効くのは、「どう進めるか」を場の中心に置き直してくれるところでした。まず、目的と成果物をわけてゴールを設計する考え方。これだけで、場づくりがだいぶ落ち着きます。そして、参加者の役割が曖昧で“遊んでしまう人”が出た時に、チームに「この人たちには何をしてもらえばいい?」と問いかけて役割を再設計するやり方。これも実務でそのまま使えました。さらに、PREP法を「場のルール」にして発言を整理する工夫は、年上の人が相手でも無理なく取り入れられるのがありがたいところです。 全体として、この本はテクニック集というより、「自分が答えを出す前に、チームがどうすれば前向きに動けるか」を問い続ける姿勢を何度も思い出させてくれます。ファシリテーターは当事者ではない、という距離感の保ち方も実務にしっかり効きます。議論が迷子になりがちな人や、プロジェクトの“実行段階で止まってしまう理由”を構造的に見直したい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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