
ブロックチェーン入門 (ベスト新書)
森川夢佑斗
ベストセラーズ / 2017-05-09
この本について
技術の本を読むときって、「結局これが自分の生活や仕事のどこに関係あるんだろう…」と手が止まることがよくあります。ブロックチェーンもまさにそうで、なんとなく難しそうだし、仮想通貨の話で終わりそうな気がして距離を置いてしまう。でも一度立ち止まって考えると、データの扱い方や、人に預けているはずの信用がどう動いているのかって、毎日の仕事や生活の中で意外と避けて通れなかったりします。 この本が助かったのは、技術そのものよりも「何に使えるのか」の感覚がつかめるところでした。たとえば、作品の存在証明をブロックチェーンに刻むプロジェクトの話は、著作権のややこしさに悩んだことがある人なら腑に落ちると思います。銀行にお金を預けた瞬間にコントロールが相手に渡ってしまう、という例も、普段無意識に任せてしまっている構造を丁寧にひっくり返してくれました。そして DAO の説明に至っては、「人が判断していた部分までコード化できると何が起こるのか」を、現実的なラインでイメージできるようになります。 専門用語を並べる本ではないので、読みながら「ああ、これは自分にも関係してるな」と自然に結びつけられるのがありがたいところです。技術の知識というより、“自分の周りの仕組みをちゃんと理解しておきたい人”には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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