
暴落はまだ終わっていない!
塚澤 健二
KADOKAWA / 2020-08-26
この本について
株価が上がっているのに生活は良くなっている感じがしないとか、ニュースで「景気は好調」と言われても自分の実感と噛み合わないまま投資だけは続けている…そんなズレにモヤモヤしている人、多いんじゃないでしょうか。僕も同じで、「今って結局どういう相場なの?」と考えるたびに足が止まることがあります。 この本が面白いのは、企業の業績やPERを見て判断する従来の投資観をバッサリ切り捨てて、いまの相場がどんな力学で動いているのかを“実際の数字”をもとに教えてくれるところです。たとえば、TOPIXや日経平均を「経済指標」として見る視点はかなり新鮮で、株価と実体経済の乖離をどう読み解くかが腹落ちしやすい。また、外国人投資家や先物がどれほど日本の相場を支配しているのかを知ると、自分がなぜ値動きの理由をつかめなかったのかが妙に納得できてしまいます。さらに、金利やイールドカーブがどんなときに“終わりのサイン”になるのか、といった話は、撤退のタイミングを考えるうえで現実的な指針になります。 相場の裏側で何が起きているのかをざっくりでも掴みたい人、ニュースの解説がしっくりこないまま投資している人には合うと思います。派手な成功法ではなく、「どう付き合うか」を冷静に見直すきっかけをくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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