
最強のエンジニアになるためのプレゼンの教科書
亀山 雅司
マネジメント社 / 2019-12-01
この本について
プレゼンの準備をしていると、「内容は悪くないはずなのに、なぜか伝わらない…」みたいなモヤモヤが残ることがあります。相手の反応が薄いと、自分の話し方が悪いのか、資料が重いのか、そもそも論点がズレているのかもわからなくなってくるんですよね。僕も何度もそこではまってきました。 この本を読んで印象に残ったのは、「伝える技術」より前に、相手と同じ温度に立つことが一番の土台なんだという視点でした。例えば、相手が何に興味を持っているかを把握する前に説明だけを積み上げても届かないこと。あるいは、うまく話そうと思うほど自分に意識が向き、会場の人たちを置き去りにしてしまうこと。そういう“ずれ”を自覚させてくれる一節が多くて、読んでいて妙に胸がザワつきました。また、「プレゼンの流れに感情の動きを仕込む」という考え方も、僕には新鮮でした。理性ではなく欲望のラインに沿って組み立てることで、聞き手が自分の経験に結びつけやすくなるという話は、実際に使うと手応えが変わります。 全体として、プレゼンを“技術だけでなんとかしようとして空回りしている人”ほど刺さる本だと思います。内容を磨くより前に、相手との関係づくりや、自分を守らない姿勢が必要なんだと気づかされるはずです。僕と同じように、説明が丁寧なはずなのに反応がいまいち…と感じている人には、かなり実用的に響くと思います。
読書インサイト
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