
ミニマム・プレゼンテーション
前田 鎌利
すばる舎 / 2019-10-25
この本について
プレゼンの準備をしていると、「結局何を伝えたいんだっけ…?」と途中で迷子になることがよくあります。資料を作り込んでも、相手の反応がいまいちで落ち込むこともあるし、そもそも相手に届いていない気がしてしまう。自分も同じことでずっと悩んでいて、その視点を少し戻してくれたのがこの本でした。 何より効いたのは、「何を言うか」より先に「なぜそれを言いたいのか」という芯を言葉にする重要性でした。ここが曖昧だと、どれだけ整った資料を作っても相手の感情が動かない。逆に、この“念い”を相手の立場に合わせて一手間かけて届けるだけで、反応がガラッと変わる場面が増えました。また、相手の年代や役割によって必要な情報が違うという当たり前のようで抜け落ちがちな視点も、自分の実務ではすぐに使えるものでした。 さらに、自分の“個”をどう相手に残すか、という話も刺さりました。ビジネスの場だとつい無難に資料を整えようとするけれど、手書きの一行や言葉の選び方ひとつが相手の記憶に残る。効率だけを追うと削ってしまう部分こそ、実は信頼につながる余白なんだなと感じます。 「丁寧に伝えたいのに、忙しさでどんどん雑になってしまう」みたいな人には特にしっくりくると思います。自分の伝え方を大きく変えるというより、視点を少し戻すだけでプレゼンがちゃんと“届くもの”に変わる、そんな本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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