
世界で一番やさしい 資料作りの教科書
榊巻 亮
日経BP / 2019-12-06
この本について
仕事で資料を作るたび、「これって相手にちゃんと伝わってるんだろうか…」と不安になることがあります。自分では筋が通っているつもりでも、上司に「で、何が言いたいの?」と言われて固まる、みたいな。僕自身もずっとここでつまずいてきました。 この本が効くのは、「伝わらない原因って、スライドのデザインじゃなくて“自分が何を伝えたいか言語化できてないこと”なんだ」と腹落ちできるところです。主張と要望を分けて考える話とか、発言に見出しをつける感覚とか、どれも実践するとコミュニケーションそのものがラクになる。特に「相手にどう変わってほしいのか」を先に決めるだけで、資料の迷子感が一気になくなるのは、読んでて思わず手が止まりました。 もう一つ良かったのは、プレゼン技術としてではなく「誤解なく伝えるための思考の整理」として説明されているところです。図表を立派にするより、キーメッセージを自分の言葉で言い切れるかどうか。その地味だけど本質的な部分を丁寧に扱っているので、読み終わってすぐに仕事の会話が変わります。 「資料作りに毎回モヤモヤする」「説明している途中で何を伝えたいのかブレる」みたいな人には特に刺さると思います。僕もまさにそのタイプでしたが、いまは作業を始める前に一度深呼吸して“相手にどんな変化を期待しているのか”を書く癖がつきました。結果、資料作りが少しだけ軽くなりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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