
英単語 基本イメージ集中講義 (NHK出版新書)
大西 泰斗 and ポール・マクベイ
NHK出版 / 2020-02-14
この本について
英語を読んでいると、単語の意味は知っているのに、なぜその場面でその単語が使われるのか腑に落ちないことってありませんか。前置詞も動詞も、辞書的な訳だけを覚えてきたせいで、自分の中に“芯”がなくて迷子になる感じ。僕もずっとそこにモヤモヤしていました。 この本は、その曖昧さを力技で埋めるのではなく、単語が本来もっている「イメージ」に戻してくれます。たとえば to の「これから」に向かう矢印、about の“ふわっと周りを包む”感触、carry の「支える+移動」の組み合わせ。こういう説明が続くので、新しい英文に出会ったときも、訳語ではなく“動き”で意味をつかめるようになります。ネイティブが受け取っている細かなニュアンスが、自分の中に少しずつ立ち上がってくる感覚に近いです。 個人的には、「日本語訳で覚えていると、同じ訳なのに英文がもっている情報が抜け落ちる」という指摘がかなり刺さりました。確かに、for の“どれくらい続くか”という長さの意識や、over が“乗り越えた後”に意識が向くことなど、訳語だけでは絶対拾えなかった視点ばかりでした。 「単語帳で覚えても、実際の英文で腑に落ちないことが多い」という人には特に向いていると思います。訳語に頼らず、英語の地図を描き直したいときに、静かに効いてくる一冊です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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