
ウチら棺桶まで永遠のランウェイ (角川文庫)
kemio
KADOKAWA / 2020-11-21
この本について
仕事でも日常でも、誰かの目を気にしすぎて疲れることってありますよね。SNSの数字や周りの価値観に引っぱられて、本当は何が心地いいのか分からなくなる感じ。頭では「自分を大事にしよう」と思ってるのに、気づくとまた他人の期待を追いかけてしまう、あのループです。 kemioさんの『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』は、そのループをゆるく断ち切ってくれる本でした。刺さったのは、強気に見える言葉の裏に「自分も迷ってきたよ」という温度があるところです。たとえば、人に合わせて疲弊してきた過去があったからこそ「苦手な人のデータは削除していい」と言い切れるし、SNSに振り回されてきたからこそ「雇われてるみたい」と笑い飛ばせる。派手な主張に見えて、実はすごく生活感のある視点なんですよね。 恋愛のことも、家族のことも、どれも正解を押しつけず「自分がどう感じるか」を取り戻すための話として置かれていて、読んでいると肩の力が抜けます。誰かに嫌われたくない気持ちよりも、「NOと言えるようになる練習のほうが大事なんだな」と素直に思えたのも、この本だからでした。 周りに合わせすぎてしんどくなる人、自分の機嫌を後回しにしがちな人には特に刺さると思います。大げさに人生が変わる本ではないけれど、翌日ちょっとだけ呼吸がしやすくなる、そんな一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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