
ソラミツ 世界初の中銀デジタル通貨「バコン」を実現したスタートアップ
宮沢 和正
日経BP / 2020-12-19
この本について
キャッシュレスだのブロックチェーンだの、毎日のように聞くのに、「結局どれがどう違うのか」「日本はどれくらい遅れているのか」がモヤっとしたままの人、多いと思います。僕もその一人で、業界のニュースを追っても表面的な言葉だけが流れていく感じがありました。 この本は、そのモヤモヤをほどくための“具体的な手触り”があるところが良かったです。たとえば、Edyがなぜ口座型にならざるを得なかったのかという背景を知ると、いま世界がトークン型に向かう理由が腑に落ちますし、単なる技術の優劣ではなく「経済圏がどう広がるか」という視点で歩いていけるようになります。また、デジタル通貨が現金と同じ“直接届く”性質を持つことで、資金繰りや決済コストがどう変わるのかなど、地味だけど現場目線で気になるところに丁寧に触れてくれます。さらに、ブロックチェーンを使った小さな経済圏づくりの話は、企業内の取り組みの事例まであって、抽象論だけで終わらないのがありがたいところです。 全体として、未来の金融の話というより、「いま手元の仕事をどう更新するか」のヒントが多めです。デジタル通貨やブロックチェーンの情報を追っているのに、ずっとピンときていない人に特に刺さると思います。
読書インサイト
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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